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のったりのたりと

V6の坂本さんを中心に、アイドルさんたちを

自担に落ちる

V6 坂本昌行

 落ちた瞬間。

それはまさに、落ちるという単語がぴたりとはまる一瞬である。

 

1997年7月11日。

7月2週の金曜夜8時、ジャニオタさんなら言わずと知れた、Mステの夜、毎週要チェック、基本です。

この日のジャニーズからの出演者はV6、曲は「WAになっておどろう」の披露でした。

 

当時の私は、お茶の間のテレビで、歌って踊ってくれるアイドルさんが好きというだけの、オタと名乗るのは申し訳ない程度のゆるゆるなドル好きーでした。

それでも、少年隊、SMAPTOKIO、キンキ、V6はきっちり個体識別していたので、まったく興味ない層からすれば、立派にジャニオタと言われてもおかしくはない。

ただ、幼少の頃から、それなりに充分年齢を重ねたこのときまで、誰々君のファンです!となった経験がなかった私は、自分をオタではなく、お茶の間のドル好きと位置づけておりました。(ずばり、お金を落とさない層です)

 

V6さんは1番目の曲披露、この日は登場の時から何やら空気が不穏でした。

黄緑とブルーのだぼっとしたシルエットの可愛いさわやか系な衣装でご登場の6人、ではなく5人+1人。えっ?

坂本さんは最初から丸い椅子にちょんと座って裸足で笑顔で、テレビの向こうからお手振りしてらっしゃいました。

にっこりと、完璧アイドルスマイルで、裸足。不穏。

 

裸足、きれいだね、ちょんと座ってる姿が可愛い、モップとからかわれていたパーマも細首に似合うんじゃないかなぁ。笑顔も可愛いような気がするけど‥‥笑顔がおびえているみたいに見える気が‥‥‥。

なんというべきか、漫画なら背景にキラキラな点描か花を飛ばすべき1コマに、不安を表すダークなスクリーントーンが貼られているような違和感です。(解りにくい例えで失礼いたします。当時、バリバリ二次オタでした)

 

テレビで見ていただけの自分ですが、何故だか奇妙に動揺していました。坂本さんと可愛いの形容詞が自分の脳内で結びついているだけでも動揺した(失礼)。笑顔の坂本さんを見ているだけでざわめきが‥‥‥初めての気持ちだったね。

 

やばい感覚だ、これ。

落ちた瞬間でした。

 

曲始まる前でしたよーっ!笑えん!!

 

足の怪我のため歩いて移動ができないから、最初から歌う場所でスタンバイ、座っての登場ですーという感じの説明がさらりと入り、歌っていただきましょう。

そしてイントロ、にこにこの5人にかこまれて、のびやかな歌いだし。入り間違えたよねえ、坂本さん。

 

気をとりなおして、のびやかな坂本さんのソロパートで始まる新曲、声質と曲が合ってるな、良い声だね。歌も上手いね。椅子に座ったままの坂本さんを真中に囲んで、笑顔でわちゃわちゃ踊るV6さんたち。はやりっぽくないけど可愛くて良い曲、可愛いメンバー、6人とも笑顔だったよね。アクロバットはないんだね、当たり前だろー。

(18年前の記憶を掘り起こして書いておりますため、記憶に誤りがあるかもしれません。プラス思い出補正もねー)

 

その後、どんなふうにこの番組が終わり、ひな壇での6人がどんな様子だったのかは思い出せません。

記憶にないので、挙動不審というほどではなく、つつがなく終了したMステだったのではないのかと推察いたします。

 

そのときの私が考えたこと。

ミュージックジャンプ、チェックしないといけない。我が家のテレビにBS入ってないんだけどどうしよう!基本思考がお茶の間の人なので、それ以上の考えにはいたりませんでした。それでもレギュラー番組は知っていたんだね、当時の私。

 

しかし、私は坂本さんの何に落ちたのだ?

 

回答は、後に自分を見つめなおし、考察を重ねて、一応自分なりに納得するに至りましたが。(そのうち別記するかな?)

その夜はただ動揺したまま眠りにつきました。録画はしていなかったので、リピートすることもなく、今のような便利な箱も当時の我が家にはなく、ケータイも持ってなかった。情報源がない。やることはありませんでした。

思えばのどかだったなぁ。今だったらすぐに検索かけて、映像を漁り、あっというまにずぶずぶと沼に嵌るパターンだったことでしょう。

 

落ちる。

 

それは本当に突然やってくる。避けることのできない落とし穴。しかし備えだけはしておくべきだったと、後々に反省いたしました。

あれから18年。

Mステと少年倶楽部のチェックは欠かしません。録画保存の準備も万端。なのにあの時ほど深い穴に落ちる経験は、未だおとずれないのでした。

 

そんなわけで、私が自担に落ちた理由は、自担の骨折です。

 

ちなみに、坂本さんの裸足には今でも心つかまれます。(そこに落ちたわけではないけれど!)