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のったりのたりと

V6の坂本さんを中心に、アイドルさんたちを

2000年の24時間テレビ

V6 坂本昌行

基本、自担に仕事があるのは喜ばしい。基本です。見失っちゃいけないですよね。

 

しかしこの番組のV6さん、2度目のパーソナリティが決まったとき、15年前の色々を思い出して気が遠くなった人はいらっしゃいませんか?(そんな昔は知らねーよ!という方、知らないままが幸せだと思います。この後は飛ばしてください、地雷注意です)

 

メインパーソナリティV6さんだね、おめでとう!

今年のこの一報を、私は一般の友からのメールで知りました。もしかしたらあるんじゃない?というオタ内での噂はかたくなに信じませんでした。

発表があるのは知っていましたが、番組はチェックしなかった。今のジャニーズさんには若いグループがいっぱいだから、そういう子たちが元気にやったら良いよねと、夏のV6さんたちスケジュールってやけにゆるすぎないか?スケジュール前倒しが過ぎるんじゃね?という疑問には目をそむけていました。

お祝いメールを頂いて、根性無しの私は、しばらく遠い目になりました。

友に返信したのは翌日です。(ショック受けすぎだよ)

 

ということで、以下は知らない人には全く解らないだろう、個人的な思い出話を呟いています。ご了承ください。

 

あの年、特にあの初夏から夏の終わりまでの時間というものは、私のV6オタ人生の中では最高にしんどい季節でした。今でも軽くトラウマです。

 

何かに追いつめられたかのように、坂本さんにぶっこんだ、ミレニアム。とにかくナマの坂本さんを見なければ安心できない。見ても不安が残る公演が多かった。就職して初めて一銭も貯金ができなかったのがこの年です(怖い)。心理的にキテたんだわ。 

 

私は基本、ゆるいオタ活、基本在宅をモットーにオタを続けている人です。

最大の理由は地方都市の住民だからです。チケットの何倍かの交通費に宿泊費は重い負担。できるものなら完全にお茶の間だけで満足できるオタでいたい。

地元でやってくれない番組に鬱ったりぜず、見れるものに素直に喜んで、 地元にきてくれたときだけ現場に足を運び、それに満ち足りることのできる慎ましいオタに、私はなりたい。後はDVDとCDで、充分楽しいよとか言ってみたいっ!

理想と現実は違います。

 

ゆるく広くドル好きなので、ジャニの他グループも気にかかっているとこは、チケット入手が可能であれば現場に行くことがあります。それはそれで楽しんでいますが、足を延ばすのは地元だけ。

私のこの基本スタンスを覆してくれてしまう人は、今のところ坂本さんだけで、逆を言えば、彼がいなければ理想のオタライフが送れる理性はまだ残っているのですよぉ。

それを吹き飛ばす、だからこその自担。

 

私がこの頃を思い出すのがきついのは、坂本さんがとてもしんどそうに見えてしまっていた時季だからです。

坂本さんがそのころの心情を赤裸々に語っていたわけではありません。

アイドルは虚像。この言葉に私はプライドを感じます。アイドルであることを選び取った人のプライドです。坂本さんもそういう種類の人かなと勝手に思っています。

だからこそ、メディアの中から、ステージ上から届けられる顔、彼らが見せてくれるその顔の向こうに、違う顔が透けて見えるように感じられる一瞬が、たまらなく胸を掴む。語られないからこそ、引力が増す。

逆説的ですが、彼らが見せたい顔ではない顔を、こちらが勝手に見て取ってしまう瞬間が、例えそれがオタの一方的な妄想の産物であれ、生身の人を見ているんだと、突然、思い知らさせられる感覚が、私をオタ人生の深みにひきずりこんだのだと思います。

 

さて、思い返せば、この頃のトニセンさんはものすごく忙しかったのです。

前の年、ジャニーズさんから新しいグループ、嵐くんたちがデビューしました。

11月、トニセンさんはサポート役で嵐くんたちと一緒にバレーボールの応援をしておりました。坂本さんは会場DJなどという珍しいお仕事で、全国の会場に同行してらっしゃいました。(このあいだのVS嵐、本当にあのノリだったよ、懐かしい)応援番組も一緒に出ましたね。嵐とV1だったっけか?

同時期にトニセンさんの全国ツアーもスタートです。トニセンさんのファーストシングルも出ました。

12月はシングル記念のシークレットライブ、Jフレもあります。紅白はゲスト出演、Jフレでカウントダウンで年越しもやります。

年が明けたらV6さん新曲発売、冬コンですが、カミセンちゃんから2名の怪我人が出て、段取りの大幅変更。それでもトニコンは続くものの、ジュニアくんの脱退さわぎでコンサートの映像を作り直しを余儀なくされます。3月4月に初めてのトニ舞台。3人でジュースのCMなんてお仕事もありましたね。そしてトニセンさんの新曲、タイアップ付きで、マスコミ入れての公開レコーディング、5月発売予定。

 

これにレギュラーのバラエティ2本で、年末特番もあり、公録もあるしロケにも行くよという状態です。書き出してみると物凄い売れっ子さんだったみたいに感じちゃいますねえ。トニセンさんたち。でも売れっ子というよりは馬車馬だったよ。

 

このころもV6さんには6年で解散説とか、トニカミ分離が進む説とかがファンのあいだで飛び交っておりました。トニセンさんのユニットでの活動の活発さも、噂をあおっていた要素の一つだったかもしれません。受け取る方としてもそんなことねーよ!商売の原則、利益が出るうちは潰さないさっ、と思いながらちょっとは不安でした。

 

坂本さんは、トニコンツアー中どんどんお疲れなご様子が増していきました。当時ロン毛だったけど、もう切る暇ないだけじゃね?と思うくらいやつれがかって見えた。

つられてこちらも言い知れぬ不安が募って行き、とにかくトニコンに行きまくりました。お財布もたいへんだけどチケットの用意も移動もたいへん。

好きなセットリストだから何度も行けたというのはあります。好きな曲多くて楽しかった。トニコンの中では、私が一番に好きなだったコンでもあります。

 

このトニコン、ツアーの最後は2月東京国際フォーラム。坂本さんはソロ2曲。you'll  be  in my  heart  で高音が出なくなったり(歌終わりで、ごめん言われた回もあった。うわーっと思いつつちょっと萌えた)、Shelterは最後には足が動かなくなり踊れなくなった。衣装の上着を脱ぎ床に叩きつけるパフォーマンスで乗り切ったり、かなりぼろぼろのコンディションでのラストでした。

 

トニ舞台、これも坂本さんは喉を維持するのに苦労しているご様子でした。オタとしては気をもむ日々が続いていました。

舞台自体はね、良かったと思いましたよ。オリジナル脚本、丁寧に書いていただいたと思います。トニのオリジナル舞台は 3本ありますが、最初のこれが一番良い作品だったと思っています。

 

忙しすぎてたいへんだけど、またトニセンさんで新曲出るんだぁと心待ちにしていた頃。

 

4月の末、第一報が入りました。

トニセンさんの新曲発売の予定は未定になりました。結果的にはシングル出ませんでした。V6さんのCMも追ってなくなりました。V6さんでの新曲の予定も聞こえてきません。

それどころじゃないよね。一介のオタでもそう思ったよ。

 

刑事告訴されれば事情聴取は避けられない、書類送検。刑事だから一般新聞にも容疑者と載る。こうなるといくらジャニと言っても完全な報道規制などできない。事務所が戦う姿勢だから大丈夫だろうけど‥‥‥捜査中に、24時間テレビ、パーソナリティ決定!の発表です。喜べましたか?嬉しくないとは言わないけれど。

不起訴決定!の前でしたよ。

 

忘れられなくても仕方ないよね。うん。

 

それでも6人、好きですよ。

でもちょっとだけ、トラウマなのです。

 

結果は不起訴でした。あたりまえです。そういう決着でなければチャリティ番組なぞやらせられません。

事務所が守りきったタレントさんの首を切ることはないでしょうから少しは安心しましたが、ペナルティがないとは言い切れない。一抹の不安が残りました。

夏にはひっそりとV6さんの新曲が出ました。売り上げは前作の半分以下に落ちました。疲れちゃったオタさんたちも多かったのでしょう。V6さんのアルバムも出ました。春にトニセンさんがレコーディングした曲はV6さんのアルバムに入りました。その後に、さらにひっそりとトニセンさんのシングルも出ました。タイアップはなかったと思います。

 

坂本さんはなかなか本調子に戻れないように見えました。

この年も、トニセンさんは夏には少年隊さんたちのプレゾン。3人でタップを踊る場面で、坂本さんが踊れなくなった公演がありました。振抜けもありました。二人は踊っているのに、坂本さんは体がついてこないという感じでした。途中からはもうその場面は踊らないと決めてしまったようでした。小芝居ふうにして、乗りきった。

少年隊さん、ファンの皆様、申し訳ありませんっ!(何度目だよ、おい)そう思いながら、オタとしては坂本さんの身が心配でした。

直しが入らなかったわけですから、体力的に無理だと周りにも判断されたのだと思われます。トニセンとしてはこれが最後のプレゾンでしたね。

坂本さんは、このときの心境を生々しい言葉では、ほとんど語ってはいないと思います。

私が思い出すのがしんどくて、記憶から消しているのかもしれませんが。

 

24時間テレビはつつがなく終了しました。この前のマラソンに参加したときのほうが、盛り上がったかな。でも無事に終わって良かった。もうそれしか感想がない。

 

夏コンは翌週に大阪城ホールと、9月10日さいたまスーパーアリーナでした。こけら落とし公演です。

良いセットリストだ。コンサートがんばったよね。本編ラストの曲が羽根です。色々かさなりすぎて泣けてきた。

この手で闇を切って前へ進むよ前へ、です。

6人の天使は地上に下りた、翼だけが天に帰る。

泣いてもいいですか?

V6さんの次の新曲は犬夜叉のテーマソングと発表されて、タイアップ取ってくれた人、ありがとぉぉぉー!となりました。V6さんは大丈夫だよね、まだ支えてもらえるんだね。(確認したかった)

 

坂本さんは9月13日からミュージカル。「シェルブールの雨傘」大作ではありませんが再演が繰り返されている名作です。過去の舞台の出来とも比較される。台詞が全編歌という難しい作品。稽古は間に合ったのか、体力は大丈夫なのか、心配がつきませんでした。

東京も大阪も観に行った。髪を切った坂本さん、この年のギイ役は、当時の坂本さんに本当にぴったりの嵌まり役だったと思います。オタの贔屓目はあるだろうけど、見た目もういういしく歌も良かった、踊りもかろやかだった。

この舞台を観れたことで、やっと安心できた。坂本さんにはやっぱり此処で生きて欲しい。

 

もう大丈夫だよね?と思った頃に始まった秋のトニコンで、またえっ‥‥‥となったけどね。

 

長かったですねー。

ここまで読まれた方、いらっしゃいますか?一介の坂本担の視点でお送りしておりますので、他のオタさんたちにはそれぞれまた別の視点があることでしょう。

 

私の中にはそういう一連の思い出の中に、15年前の24時間テレビがあるわけです。

 

今年はつつがなく、気楽に楽しみたいね。

記憶が良い形で上書きされることを望んでいます。