のったりのたりと

V6の坂本さんを中心に、アイドルさんたちを

ONE MAN STANDING Ⅱ

ご挨拶のトーク

 

オープニング2曲をパフォーマンスした後、アンサンブルさんは退場。坂本さんのご挨拶とトークのコーナーに入りました。(曖昧な記憶とメモだけで書いてますので、ニュアンスだけくんでください)

「皆さん今晩は、ようこそオーチャードホールへ」

軽く息切れしたまま話し出した坂本さん、声が張れてない。基本トークのお声は小さめです。映像仕事でも舞台の時みたいに声を張ってしまうとこのあいだのテレビで言っていたけれど、ここのステージではそういうモードではないらしい。(もうちょっと声張ってもいいんだよ?)マイクが両手持ちになっていたり、背中がちょっと丸まっていたり、心なしか緊張感が漂っている気がいたしました。

6人さんのときだとマイクは片手で、片足に重心をかけたリラックスした立ち姿が多いと記憶しているのですが、どうも雰囲気が違います。

ダンスで乱れたズボンの裾をまっすぐに直してみたり、それに客席がくすっと笑うと「ちゃんとしたいんです」とおっしゃっいました。

 

今回のコンサートの趣旨、ミュージカルの歌と最高のダンス、素敵な音楽をお届けしたいということをお話しされ、音楽を支えてくれるメンバーをご紹介。

「まずは音楽監督、羽毛田丈史さんです。そして、ワンマンスタンディング・オーケストラの皆さんです」

立ち上がったオケの皆さんは、「気おつけ、礼、着席」と坂本さんの声に合わせてご挨拶。客席は拍手と軽く笑い声。

羽毛田さんは凄い方だということで、手がけられた作品などなどを紹介。

ハケタさんをハタケさんと言い間違いそうになる坂本さん。

映画、ドラマ、ドキュメンタリーと幅広い音楽を手掛けておられる羽毛田さん。ジャニオタが知ってそうなところで、「池袋ウエストゲートパーク」、岡田くんの出ていた「D×D」などを上げて紹介してくれたのですが、

「岡田の名前を出したのに反応が薄い」と予想外だったようで驚く坂本さん。客席はへーっていう反応でした。ええっと、たぶん会場にいる人の大半は坂本さんのオタですからね。作品もけっこう昔だからね、知らない人もいらっしゃるでしょう。

「岡田の名前出したら盛り上がると思ったのに。初主演ですよ」と坂本さんが重ねて言うので、会場からほーっと言う声と拍手。他に有名どころとして、葉加瀬太郎さんのお名前を出すとそっちのほうが会場のリアクションが良い感じ。

「岡田が聞いたらショックうけちゃうよ」とぶつくさ言っている坂本さん。

 

それからも羽毛田さんの方を向いて、ピアノの近くでしゃべりかける坂本さん。軽く客席放置。

「ジャニーズのアイドルとこういう形で共演するのは初めてですか?」というような質問をしようとするのですが、ジャニーズのアイドル‥‥‥というあたりで、客席からなぜか笑いが起きる。

それに引っかかったらしい坂本さんは、客席の方に向き直ってマイクを下して、嗚呼って、軽く怒ったようにすごんでみせる。客席はフウーっと煽りを入れたり拍手したりで坂本さんの御機嫌を取るのでした。

「フウーっが古いでしょう。そこが好きなんです」

気を取り直して、坂本さんはふたたび羽毛田さんに話しかける。

「ジャニーズの、現役の、‥‥‥アイドルとこういう形で共演されたことってありますか?」

アイドルって言うところで、客席からは笑い声が聞こえておりましたが、そこはもう無視する坂本さんです。

羽毛田さん、映像作品はあるけれど、ステージは初めてですねということでした。

「僕の名前を聞いた時、どう思いました?」と聞く坂本さん。

「あっ、V6の人だなって」

羽毛田さんのお答えはいたってシンプル。

「V6の人だなって、それ商店街でよく言われるやつ、おばちゃんに。ああ知ってるV6の人って、その後、続かないんです」

坂本さん笑顔だけどちょっとしゅんとする感じ。うーんそうですね。まあそういうものですよね。うん、解る。

 

他にも羽毛田さん、これもなんだと思うような名曲を手掛けてあるということで、でもちょっと古い名曲だからどうかなぁと、客席を確める坂本さん。すぐに大丈夫って判断しちゃって、ワンフレーズお願いしますとピアノをリクエスト。

弾いてくださったのは、「恋に落ちて」。会場からもおーっと良い感じの反応。前奏を弾いて坂本さんが歌おうかというふうにマイクを構えた所で、演奏を止めてしまう羽毛田さん。

 

坂本さんは羽毛田さんのことをもっととっつきにくい人だと思っていたらしいですが、こうしてお近づきになれると間口の広い方で、お話していて楽しいそうで、「このまま話してましょうか?」とか言ってみる坂本さんですが、羽毛田さんも「いいですよ、そっち方がラクだし」と軽くのってしまうので、「俺もそっち方がラクです」と言いながらも「やっぱりもったいないから」と坂本さんが方向修正。「素敵な音楽をお願いします」ということで、ここらへんから歌に戻っていきます。

 

なんというか全般に、坂本さん、羽毛田さんがいてくださって良かったねっていう感じでした。