のったりのたりと

V6の坂本さんを中心に、アイドルさんたちを

若さと大人

本屋さんに行くと、店頭にチャリTシャツ姿のV6さんが、ジャンプくんたちとごちゃまぜになってずらっと並んでいた、月刊のテレビ雑誌。ああどうしよう。全部お持ち帰りするべきなのか悩ましい。月刊だからもう少し悩もう、うん。

 

ジャンプくんたちは、先日からツアーがスタートしたようだ。ちょこっとレポを読ませていただいたりしている。

会場にもチャリTシャツで行かれているお嬢さんたちが多いらしい、えらいねみんな。あれは保管するものでなく着るものなんだな。

ジャンプくんたちは先輩と一緒のお仕事も緊張しすぎたりしないで楽しんでくれているみたいだ。V6さんとのお食事会の様子も話してくれていて、カミセンちゃんたちが、ジャンプくんたちを可愛い可愛いと可愛がっていたらしい。

特に伊野尾くんはターゲットになっていたらしく、岡田くんからセクハラされるお話もあった。岡田くんは力が強いから、胸をもまれるのは痛いらしい。可愛いからってもむなよ。ごめん、伊野尾くん、先輩ちょっと変な人だから。

一オタながら勝手に謝りたくなった。すでにタメ語で反論していたという伊野尾くんは、見た目よりもたくましいようだ。

フォローするこっちの身になれという藪くんが、ちょっとかわいそう。彼はこのグループの最年長さんなのだよね。すっかり大きくなって。(八乙女くんとちびキンキちゃんやってたころの記憶が鮮明な私、あれから何年だ)大丈夫だよ、藪くん。V6さんのさんの最年長さんからすると、きゃっきゃしてたで終わる話らしいから。

坂本さん、少しは止めてあげなさいよと思うが、彼自身も先輩の激しいスキンシップを通り抜けてきた人の方だから、そんな光景も、もはや何とも思わないのかもしれない。

岡田さんの変な人伝説が、広まらないことを祈っておこう。

 

というわけで、「月刊Songs」である。

表紙はでんっとマッチ先輩。V6さんは巻末特集なので、後ろから読み始めた。(失礼します)

坂本さん、イノッチくん、健くんでのご登場。

全員、白ベースの衣装でさわやか。スタジオのショットは格好良い系、外で撮られた写真はナチュラル系が多い。個人的にはモノクロショットがあるのが嬉しかった。造形を集中して見れるモノクロの写真は好きだ。

 

3人での対談は2ページ、アルバムに収録される3つの新曲を中心に話している。

やはり6人で作詞をし、イノッチくんがまとめて曲をつけた「~此処から~」について、触れている量が多い。合宿で作りはじめて、そこでは出来上がらなくて、みんな後からメールとかでイノッチくんのところに送ることになったから、全部を見ているのはイノッチくんだけなんだという。

それっていいな。できることならまとめる前の全員の詞が見てみたい。坂本さんは歌詞ではなく、思いついた言葉を羅列したというし、健くんはイノッチくんが困らないようにたくさんかいたという。剛くんは一人、ノートで渡してくれたけど一言だったとか。原型のものの方が個性が出ていて面白そうだ。

リーダーが、「必ず訪れる」って言うんだったら「明日は訪れるんだ!」って気持ちになったから、坂本さんの言葉の中からその部分を詞に入れたと語っている。

イノッチくん自身は、必ずなんて訪れないと思う方らしいけれど、リーダーが言うのならというあたり、ノッチくんも坂本さんの弟分なんだな、と思う。

曲の出来は、まだこっちが聞きこんでないからなんとも言えないけれど、健くんは、自分たちの言葉で、気持ちのはいっているものはこんなにも違うと語っているから、そういう思いを汲みながら聞こうか。

 

個別インタビューのページも印象的な言葉が多い。

初レコーディングのエピソード。

坂本さんは「今、一生懸命に歌わなきゃ」だけだったと言う。いのっちくんはスタジオの独特の緊張感の中、「よくやったなあ」と言う。健くんは「すごく嫌だった」ことを覚えていると言うから、3人の当時の立ち位置の違いを考えてしまった。

 

忘れられない景色。

坂本さんは富士山の御来光、自分の記憶とそのときの気持ち。イノッチくんは日常の風景とそれを写真で切り取ることの意味。健くんはコンサートの会場でステージの上から見えるお客さんの顔。

 

「若さ」と「大人」

坂本さんは「若さ」を反発だと語る。昔の自分を思い返しながら、自分自身の変化、成長をやっぱりメンバーのおかげだと言う。

メディアを通じてしか見ていないオタでも、坂本さんはすごく変わったという印象だから、気持ちの変化がとても大きいのではないかな。

16歳くらいの坂本さんの写真を見ると顔立ちはそう変わっていないのに、顔つきがすごく違っているし、デビューして30歳をすぎるくらいまでの張り詰めた空気感もすごかった。

オタになったころには、今みたいに柔らかな顔をするおじさんになることは全然想像できなかった。年を重ねて良かったんだろうなと思う人だ。

 

いのっちくんは、昔の自分にかかわった人、みんなに謝りたいくらいだと言う。何であんなにまじめじゃなかったのかなぁだって。今でも昔の償いで、後輩とかに謝っているらしい。でも、酔うとまたすぐいろいろ言ってしまって、まだまだやんちゃは抜けきっていなようだ。

「問題を起こさなきゃ生きていけない後輩がいるんだとしたら、僕は暖かく見守る先輩でいようと思っています」そういうイノッチくんは、優しくて、やっぱり良い兄貴だろう。後輩君たちも、ちょっと面倒でも、慕ってくれそうだ。

でもグループの父親役ではない。問題を起こした時に、叱る人、責任を取る人、謝る人。大人って結局はそういうものなんだろうと思う。

 

健くんは、きらびやかさっていうのは、若い時だからこそまとっていられるものなのかと思うと言う。今でもキラキラのアイドルな健ちゃんにそんなことを言われると驚くわ。確かに10代のカミセンちゃんたちのキラキラは凄かったけど、今も充分まぶしいんだけどな。

昔は生意気だった。まず我をとおしたいというのがあったという健くんも、今は周りの人たちへの配慮も考えるし、優先するべきことも考えると言う。昔に比べれば譲るってことも覚えたって。大人になったんだね。

でもトニセンさんたちは、そのまま健ちゃんがいいよと思っていそうだ。

 

3者の違いがくっきりして見える、Songsのインタビュー楽しかったです。

6人分見たいところだけど、密度が薄まるのはつまらないから、今度はページを増大してお願いします。